泥棒に入った家にいたラブラドール犬を盗んだ犯人。女の子が悲しんでいることを知って静かに返却する。

泥棒に入った家にいたラブラドール犬を盗んだ犯人。女の子が悲しんでいることを知って静かに返却する。

11月6日の朝、豪ヴィクトリア州にあるクロイドン・ヒルズにある家に、泥棒が侵入しました。iPadやパソコン、宝石といった金目のものやパスポートなど、家の中からいくつもの品物が盗まれたといいます。

その中でも一家が胸を痛めた「窃盗品」がありました。

それが生後8週間の子犬、「サシャ」です。

朝9時30分に4歳のマイアちゃんとお母さんが家を出たときに見たサシャの姿は、2時間後に帰宅すると消えていました。

サシャはオーストラリアでも人気が高いラブラドール犬。

泥棒にとっては、小さくてかわいらしいラブラドールのサシャは「金目のもの」でしかなかったのかもしれません。

しかし一家にとってサシャは紛れもない家族の一員で、特にマイアちゃんにとっては、親友という存在だったのです。

この事実に胸を痛めたヴィクトリア警察は11月8日、「サシャを動物病院か警察署に返すように」と訴える動画をTwitterに投稿しました。

この動画の中でお父さんは、こう胸のうちを語っています。

「娘がサシャはどうしたのかって聞くんだ。昨日の夜も『サシャの匂いがする』って言っていてさ。4歳の子に、“家族が連れ去られた”なんて、どう説明したらいいんだ」

毎晩犬用のベッドで一緒に眠るほど、マイアちゃんにとってサシャは、片時も離れたくない存在だったそうです。

また、オーストラリアの朝の情報番組にマイアちゃんはお父さんと一緒に出演。終始悲しそうな表情で、キャスターからサシャについて聞かれても、首を振るだけで答えることはできませんでした。

そして、この呼びかけに泥棒が反応したのです。

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