ワイヤーで両手足を縛られゴミ箱に捨てられた犬。四肢を失うも前向きに生き、今では人を癒すセラピー犬として活躍する。

ワイヤーで両手足を縛られゴミ箱に捨てられた犬。四肢を失うも前向きに生き、今では人を癒すセラピー犬として活躍する。

また一家にとって何より嬉しいのは、苦難を乗り越えたチチが現在はセラピー犬としての資格を得て、様々な人々に癒しを与える存在になっていることだそうです。

毎週フェニックス中を回り、軍人病院に入院している退役軍人やアルツハイマーを患う人、読み方を学んでいる子供たちや身体的なリハビリ療養を受けている患者たちのもとを訪れるチチが、人々に与える影響の大きさをハウエルさん夫妻はこのように語っています。

「片脚を切断した女性がいるリハビリ施設を訪れた時に、彼女が『チチは四肢全てを失ってもこうして乗り越えているのだから、私だってきっと大丈夫』と話してくれたんです。チチの存在は、出会う人全てに『決して諦めなければ、人生のどん底から這い上がり回復できる』という希望を与えています。どんなに辛い出来事に遭ってもそれを受け入れることができれば、前向きに人生を歩むことができるのだという強い決意をチチから感じることができるのです。」

人間に虐待を受け、計り知れない苦難を乗り越えたチチが再び人を信じ、今度は人に癒しを与え救うという毎日を送っています。

現在チチは歩行に問題はありませんが、四肢の付け根が痛むようでそれを和らげるために獣医院で冷却レーザー治療を受けています。

また自己免疫疾患の難病「エリテマトーデス」も抱えており、そのための薬も一生必要とされているのです。

さらに今後は四肢の付け根に負担がかかるのを抑える義肢も考えられており、その費用も決して安くはありません。

寄付金サイト『GoFundMe』にアカウントを設置したハウエルさん一家は、「集まったお金は全てチチの義肢や治療のために使用します。どうか募金を」と寄付を呼び掛けています。

参照元:Facebook

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