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それは、世の中のもの全てに怯え精神的なダメージが深かったのです。
ワーグナーさんは傷ついたケリーを抱きしめ「もう怖がらなくて大丈夫よ。あなたはこれから幸せになっていいのよ」と優しくたまにキスをして精一杯の温もりを届けました。
その瞬間、ケリーは本能的に彼女の顔を舐めてくれたのです。それは、ケリーが自分の身を彼女に委ね、互いの心が通じた瞬間でもありました。
子犬でありながら、ここまで酷く傷ついたケリー。担当の獣医師はこう語っています。
「30年もの間、診察をしていますが今までに見たことがないほど最悪のケース。子犬の小さな精神は崩壊していたのです」
嬉しいことに、保護されて5日目にはケリーは人との関わり方を覚え、草の上を走り、ボールを追いかけるのが大好きになりました。
そして、薬用バスでケアを続けたおかげで被毛を取り戻し、ケリーは子犬らしい心と体を取り戻したのです。
懸命なケアと愛情を受けてここまで回復したケリー。完全にケリーの心と体が回復でき次第、里親を探すそうです。
参照元:wlos
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