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巻きついていたのはどうやら靴紐のような黒い紐。それは柵に結びついてあったようなのです。犬が必死でちぎったのか、それとも劣化したのか、紐が切れてもなおその場所で「飼い主が迎えにきてくれるはず」と待っていたかのようでした。
ジュディさんは車を運転しながら、この犬に「キャリー」という名前をつけました。そしてキャリーは、運転するジュディさんにくっつき頬にキスをしてくれたのです。
人間の都合によってあんな場所に置き去りにされて捨てられたと思われるキャリー。それでもキャリーは、まだ人間を信じ愛してくれるのです。
キャリーの体にマイクロチップがないか確認しましたが、何もなかったので、キャリーのこれまでの人生はわかりません、
しかし、それ以上に喜ばしい発見がありました。
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