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2016年の夏。ボズザは犬の脊髄に影響を及ぼす進行性の難治性疾患である、変性性脊髄症と診断されたのです。
徐々に後ろ足がうまく動かせなくなり、立ち上がることがやっとで歩く事はほぼできなくなりました。体にはなるべくストレスをかけないようにしなければならない中で、トイレをどのようにさせてあげるかが毎日の課題だったと言います。
自分の体が思うように動かず、そして日に日に辛くなる体は自分たちに置き換えてもとても辛いものがあります。
スミスさんもその病気について、どれ程の痛みがボズザを襲っているのかを学んだ時に、ペットを飼う人が避けたい、スミスさん自身も今現在も決しては望んではいない「苦渋の決断」を下しました。
その日、スミスさんは同僚ら9人と共に、ボズザを連れてある施設にやって来ました。そして少しでも快適にと考え、床に毛布を敷いて、その上にボズザを横たわらせたのです。
スミスさんはボズザの安楽死を決断したのです。難病指定のこの病を治す術はほとんどなく、今現在でも相当辛く痛い体がこれから先ボズザにどれほどの苦しみを与えるかを考え、学んだ上での苦渋の決断でした。
ボズザはひどい痛みに襲われていたにも関わらず、最後に息を引き取った時はとても安らかで幸せな表情をしていたといいます。
参照元:thedodo
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