ガンを患い寝たきりの老犬 ワゴンでの毎日の散歩によって起こした奇跡とは

ガンを患い寝たきりの老犬 ワゴンでの毎日の散歩によって起こした奇跡とは

病気や年齢の影響によりマーベリックは少しずつ自分で出来ることが少なくなりました。

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アメリカ、フロリダ州に住むジョーイマクスウェルさんと彼の妻は、元の飼い主より捨てられキルシェルターにいたゴールデンレトリバーのマーベリックを8年前に引き取りました。マーベリックは悲し過去がありながらも、とても強い精神力を持っていたと言います。

マーベリックは森の中に捨てられ、3ヶ月間そこで一人で過ごしていたそうです。発見された当時は瘦せこけ、その身体は骨と皮の状態でした。しかし、マーベリックはとても人懐こく、ジョーイさんたちにすぐになついたそうです。

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2年前、マーベリックはリンパ腫と診断されました。なんとしてもマーベリックを救いたいと、化学療法を受けさせました。その甲斐あってガンはほとんどなくなったそうです。

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しかし2ヶ月前、ガンが再発してしまったのです。そしてジョーイさんたちはもう一度ガンと闘う決心をしました。

1週間前、それは突然やってきました。ジョーイさんたちが起きるとマーベリックは歩くことが出来なくなっていたのです。床に寝そべった状態で、頭を持ち上げるのがやっと。食べることや水を飲むことも出来ずに、ただ震えていたそうです。貧血や微熱を患っていることがわかり、急いで獣医の元へと連れて行きました。そして数日間入院することとなったのです。

体調はまだ万全ではありませんでしたが、マーベリックの強い精神で自宅へと戻ることが出来ました。死というものが目の前に見えたとしても、生きる喜びがそうさせたのです。

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それであれば、ジョーイさんたちは残りの人生をただ家で寝たきりで過ごさせるようなことはしたくないと、散歩が大好きだったマーベリックを外に連れ出すことを決めたのです。

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自分の足で歩くことが出来なくなったマーベリック。そのため、ジョーイさんはマーベリックが乗れる大きなワゴンを購入しました。そして無事に散歩をすることが出来るようになったのです。

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ワゴンにはベッドやブランケットを積み、マーベリックを寝かせ散歩に出かけると、すぐに舌を出し頭を持ち上げ、耳をすませて素敵な笑顔を見せてくれたのです。ジョーイさんはこれが一緒に出来る最後の散歩になるかもしれないとその時思ったそうです。しかし、それは間違いでした。

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次の日も同じように散歩へと出かけると、すれ違う人から声をかけられるようになったそうです。散歩が日課となると、街の人たちもマーベリックを意識し始め、人々が集まり多くの人たちと触れ合うようになりました。

それからマーベリックの健康状態も実際に良くなっている様子。マーベリック自身も散歩や人々と触れ合うことをとても楽しんでいるようです。ジョーイさんたちはまだマーベリックにしてあげられることがあることを知り、できる限りのことを尽くしたいと話しています。

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そして奇跡は起きたのです。マーベリックが立ち上がることが出来たのです。マーベリックに後どのくらい時間が残っているのかはわかりませんが、献身のおかげで少なくとも少しずつ元気を取り戻していることは確かです。そして再び獣医の診断を受けると、再び化学療法を開始できるほど十分に健康だと判断されました。

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まだ歩けるほどにまでは至りません。そして昔のように元気を取り戻すことはないかもしれません。しかし、毎日の散歩によってここまで回復することができたのです。だから一歩一歩少しずつ出来ることが増えるように、長期的に考えていきたいと話しています。

– 出典 – thedodo

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