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そしてやはり同じ場所にはバンが駐車してあり、中にいる犬は同じ様子でした。2人は窓の隙間から食べ物を入れますが水を入れることはでいません。
「このまま放置すれば死んでしまう」
これだけ長時間放置されている様子から捨てられたとしか考えられない2人は近くの警察に行き、保護の要請をします。
しかし、返ってきた答えは「許可なしでは出動できない」というもの。歯がゆい気持ちを抑えきれない2人は、せめて現場に行って犬を見て欲しいと伝えます。
しかし、その答えも「NO」というもの。
どうにもならない現実を前に、2人はインターネットにこの犬の写真を投稿することを思いつきます。
「ウォールにアップされた犬の写真を見れば、何らかの反応があるに違いない」
車の中から悲しい瞳でこちらを見る犬の写真を見たユーザーが一気に動き出します。わずか数分で100件以上のコメントが寄せられました。
動物保護団体の「Giapa」もその投稿を目にし、団体から警察に保護要請が入れられました。さらに、その時の投稿によって、ルイ・ブラン駅と警察に電話が殺到したのです。
さすがの警察も、事態の大きさに気づき出動せざるを得なくなり、ようやく現場へと駆けつけることに。そして、警官は窓ガラスを破り犬に首輪をかけ救出したのです。
車内からようやく救出された犬はかなりの衰弱状態。
そして、「ウォンテッド」と名付けられたこの犬は、保護当日は警察署で預かり翌日には保護団体のGiapaに移され詳しい診断が行われることに。
その診断の結果。
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