2015年度、神奈川県動物保護センター(平塚市)に収容された犬の殺処分3年連続ゼロ

2015年度、神奈川県動物保護センター(平塚市)に収容された犬の殺処分3年連続ゼロ

 神奈川県は26日、2015年度に県動物保護センター(平塚市)に収容された犬と猫の殺処分ゼロを達成したと発表した。犬は3年、猫は2年連続の達成。

 ただ実質的にはボランティアが引き取って新たな飼い主を探すなどし、殺処分を食い止めている状態だ。黒岩祐治知事は会見で「迷子や捨てられる犬猫を減らし、動物と共生する文化を継続的に育てないといけない」と話した。

 同センターは横浜、川崎、相模原、横須賀、藤沢市以外を所管。15年度に持ち込まれた犬は、前年度比112頭減の396頭。多産で外飼いの多い猫は28匹増の623匹で、生まれたばかりの幼猫がほとんどという。

 このうち、センターの登録ボランティアが引き取った犬は175頭、猫は495匹。飼い主に返還された犬は179頭、猫は2匹だった。譲渡会で県民に譲られた犬は20頭、猫は34匹にとどまっている。

 県は14年度に初めて犬と猫の殺処分ゼロを同時に達成したのを契機に、センターを「生かすための施設」として建て替える方針。「一人でも多くの人に動物愛護の精神を広めるため」として昨年7月から建て替え費に充てる寄付金11億円を募っているが、集まった額は22日現在で4369万円で、目標を大きく下回っている。

参照元:Yahoo!ニュース

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