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人間社会でも法律や暗黙の了解のルールがあるように、動物界でも暗黙の了解のルールが存在します。今回は猫社会のルールを見ていきましょう。
猫の仲間同士であいさつを交わす場合、鼻と鼻を合わせてニオイを嗅ぎ合います。どこの誰なのか?という情報をニオイを嗅ぐことで調べているのです。
その後はお互いに首から脇腹へと順にニオイを嗅いでいきます。そして最後は肛門のニオイを嗅ごうとしますが、自分のニオイは嗅がせたくないという気持ちからお互いにグルグルとその場で回り出します。回っている間にお互いの間で優劣が決まり、劣位の方の猫がしっぽを上げニオイを嗅がせて終わりです。
正面から目を合わせるのは相手を攻撃するというサインなので、ケンカを売っているのと同じ意味になります。目を合わせて良いのは親子や兄弟や飼い主などに限られるのです。
同じテリトリー内の猫であっても極力出会わないようにしますが、仕方なく鉢合わせしてしまった場合でも絶対に目を合わさずに知らんぷりするのがルールです。この時もし目を合わせてしまったらケンカが勃発してしまいます。相手が子猫の場合、成猫の方が目をそらして配慮します。
日向ぼっこなどの場所取りは、基本的には早い者勝ちと決まっています。後から来た猫はよそへ行くか場所が空くまで待ちます。
猫のケンカは
にらみ合う(弱い猫は目をそらしてそっと逃げる)
↓
威嚇しあう(大きな声で強そうに見せ、相手が立ち去るのを待つ)
↓
ゆっくりと歩み寄る(身体を大きく見せるために、横腹を見せながら相手に近づく)
↓
首めがけて攻撃(取っ組み合いの激しい戦いを相手が負けを認めるまで繰り返される)
↓
負けを認めたら立ち去る(勝った方は立ち去る猫を追いかけない。)
耳をピッタリ後ろにつけるのは防御姿勢で負けを認めたことになり、勝った方はそれ以上は攻撃しないで視線を外すというのが暗黙のルールです。
ケンカで深手を負っても命に関わることはなく、たとえ激しいケンカでも危ないと思えば負けを認め、勝った方はそれ以上は攻撃しないというのが猫社会でのルールのようです。
いかがでしたでしょうか?猫には猫社会のルールでちゃんと生活していると考えると、また、考えさせられるものがありますね。
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