染色体異常によって体の不自由がうまくきかない子猫。新しい家族とともに、手術を乗り越えやんちゃな姿を見せる。

染色体異常によって体の不自由がうまくきかない子猫。新しい家族とともに、手術を乗り越えやんちゃな姿を見せる。

バギーはそのときまだ譲渡準備が整っていなかったので、クリスマスにはクレアさんがシェルターに赴き、プレゼントをあげていっしょに過ごしました。

2015年2月1日に、いよいよクレアさんの家に引っ越すときがやってきました。

クレアさんは献身的な看護を施しましたが、やはりバギーの足の状態は悪化していきました。

「毎日とても辛かったです。アイルランドじゅうの獣医にバギーの状態を送ってみましたが、どの医師も答えは同じでした。予後は不良で、手の施しようがないとのことでした。もう数か月後にはバギーはこの世にいないかもしれない…そう思うと、フードの注文をしようにも何を買ったらいいのかわからなくなってしまいました」

その後クレアさんは、動物の整形・神経系手術ですばらしい腕を持つと言われている獣医・ノエル・フィッツパトリック氏の存在を思い出しました。

そしてなんと、「手術は可能」という答えをもらうことができたのです。北アイルランド・ベルファストからスコットランド・ケイルンライアンまで10時間もかけて、フィッツパトリック氏のところに向かいました。

手術は、ひざに深い溝をつくって膝蓋骨を固定し、後ろに蹴りだせるよう連結するというものでした。

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