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カナダのモントリオールの路地裏で生後3週間ほどの小さな子猫が鳴き声をあげていました。悲痛な鳴き声をあげている小猫が求めているのはおそらく母猫。
しかし周囲にそれらしき猫はいなかったのです。子猫は泥だらけで痩せこけ、草むらに落ちている小さな毛玉のようだったといいます。
か細い声で鳴いていたこの子猫は、たまたま通りがかった心優しい女性により発見されました。
「どうやら母猫はいないらしい。このままではこの子猫は危ない」
そう考えた女性は子猫を、地元の保護団体「Chatons Orphelins Montreal」に届けました。
職員たちにより小猫はあたたかなお風呂に入れられ、やさしくタオルで包まれました。
ボロボロの状態で汚かった体もすっかりきれいになりました。
スタッフの一人は話しました。
「どうやらとてもお腹を空かせていたようで、ミルクを哺乳瓶に入れて持ってきた途端、必死に飲み始めました。」
子猫は「パスティル」と名付けられました。あんな状況で母親もいないのに、たった1匹で生き延びていたその生命力は目を見張るものがあります。
パスティルは毛布にくるまってお昼寝するのがお気に入りになりました。体もきれいになりお腹も満たされ、あたたかな寝床も得たパスティルが最後にもうひとつ求めたもの、それは愛情でした。
パスティルは一旦預かってくれるという仮の里親の元に行くことになりました。そこでは思わぬうれしい出会いが待っていたのです。
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