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「プリンス」と名付けられたこの子猫は、昨年の6月にウエストバージニア州にある民家の敷地内で発見され、その後地元の動物保護施設で保護されました。
話によると、その時近くに母猫の姿はなく、側にいた兄弟姉妹と思われる子猫達は保護されて間もなく死んでしまったそうです。
保護されたときは目の感染症や肺炎を初めとする様々な病気を患い、体重は生後5週にして170gほどしかなかったというプリンス。
しかし、彼はそれでも生きることを決して諦めず、施設のスタッフに支えられながらも勇敢に治療に立ち向かいました。
すると、ボロボロだった彼の体はゆっくりと、着実に回復を遂げたのです。
痛みや苦しみから解放されたプリンスはこの頃から自分の足で歩いたり、おもちゃを使って遊んだりといった元気な姿を見せるようになり、施設のスタッフを笑顔にしたそうです。
施設のスタッフはこう話します。
「プリンスは治療を始めて数週間が経った頃から容態が安定し初め、次第に猫らしい一面を見せるようになりました。彼が回復を遂げるまでの道のりは決して平たんなものではありませんでしたが、その元気な姿を見た瞬間にすべての苦労が報われたような気がしました。」
そして、その後。
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